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生理変化の測定

電気生理学測定での神経活動の変化に伴う、生理変化を明らかにします。

グレープフルーツやラベンダー精油の匂い刺激は交感神経・副交感神経活動に影響を耐えます。
胃や腸を支配する副交感神経は消化管での消化・吸収に影響を与えるので、二次的に食欲を変化させて体重に影響を与えます。そこで、これら精油の匂い刺激の摂食量と体重に与える影響について検討しました。

毎日7:00AM~7:00PMまで点灯する部屋で飼育するラットに週3回(月・水・金)1:00PMから15分間匂い刺激を与え、グレープフルーツ精油とらエンダー精油の食餌摂食量と体重の変化に与える影響について測定しました。対照実験として水でも同様の測定をしました。

食餌摂食量は対象に水刺激群と比較して、グレープフルーツ精油の匂い刺激群では刺激開始3週目から有意に減少し、ラベンダー精油の匂い刺激群では、刺激開始直後から有意に増加しました。
この結果を反映して、体重は対象の水刺激群と比較してグレープフルーツ精油の匂い刺激群では刺激開始3週目以降低下し、ラベンダー精油の匂い刺激群では刺激開始直後から有意に増加しました。

これらの事実は、胃や腸を支配売る副交感神経活動の変化(実例1)から予想された通りの結果が得られました。

即ち、胃や腸を支配する副交感神経の活動を低下させるグレープフルーツ精油の匂い刺激は消化管での蠕動、消化・吸収の機能を低下させ、虹的に食欲を低下させると考えられます。

摂食量に倒する匂い刺激効果
(右がラベンダー精油、左がグレープフルーツ精油)
 

 
体重に対する匂い刺激効果
(右がラベンダー精油、左がグレープフルーツ精油)