ANBASを理解していただく前に
<自律神経とは?>
動物の神経は大きく分けて、体性神経と自律神経に分類されます。前者は、運動(筋肉を動かす)や感覚(痛み、温度など)の際にはたらき、体のまわりの状況(外部環境)を、すばやく察知してそれにふさわしい状況をつくりかえようと体の内部にはたらきかけます。
自律神経はというと、その体性神経などでキャッチした情報を基に、体の内部の調子(血圧、体温、消化・吸収、代謝など)を整えるために、体の臓器(肺、心臓、肝臓、胃、腎臓、脂肪組織など)にはたらきかけます。
その自律神経の多くは、交感神経と副交感神経の双方で支配されています。図に示すように、プラスとマイナスの関係(車で例えるとアクセルとブレーキの関係)にあります。
交感神経プラス(興奮)、副交感マイナス(抑制)

交感神経マイナス(抑制)、副交感プラス(興奮)

一般的に、両方の神経が同時に興奮、抑制することはなく、一方が強いときは、他方は弱められ、このバランスによって臓器への作用が調節されています。
また、両神経の特徴として、交感神経は、飢餓状態、精神的な緊張状態や、寒さ、痛みなどの外部刺激に対して体を保護するようにエネルギーを外へ発散する作用(異化作用)をもっています。一方、副交感神経は、満腹状態、精神的にリラックスした状態の際に、エネルギーを体内に充電する作用(同化作用)をもっています。
専門的になりますが、両神経の作用を以下の表にまとめています。
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ANBASでは、大阪大学での30年余りにわたる研究成果を基に、このような自律神経のはたらきを注目するとともに、動物の自律神経計測を確立させることができました。
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